ストーカー・きちがいの話
鬱憤晴らし

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今朝方祖母が死んだ。姉さんが見付けて俺に知らせにきた。
血塗れでシーツに突っ伏していた。両親は昨日から親戚の葬式に出掛けている。
机に遺書らしきものがあって、中身は家族への恨み言で埋め尽くされていた。
喧嘩していた訳でもないのにあまりに唐突で、俺は茫然自失していた。
ただ、姉さんは何か心辺りがあったらしく青ざめた顔で「屋根裏が、屋根裏が」と繰り返していた。
屋根裏に上ると埃を被った床に何かが這ったような跡がついていた。幅はちょうど人間の腰回りほど。
つまり祖母がこっそり屋根裏に上っては這い回っていたということなのか。だがそれだけでは納得出来ない。俺は姉さんを問い詰めた。すると意外なことが判った。
上っていたのは祖母だったのだが、一人ではなく母も一緒だったと言うのだ。
廊下で縛り付けた祖母を母が運んでいるのを見てしまったらしい。
鬱憤晴らしのために母は夜な夜な祖母を折檻していたらしい。
ぞっとした。

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