本当にあった事件
セダンのおっさん

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650 本当にあった怖い名無し sage 2008/10/21(火) 15:28:56 ID:ubVffJAW0
全裸女児殺害事件とか見てて思い出したから書く

小3の時、山に一人で遊びに行って怖い目にあった。
俺の実家は山持ってる位の本格的な農家で、爺さんが山に椎茸育てる用の木とか、
肥料とか取りに行く時は必ずついて行ってた。もちろん一人で行くのは禁止。
うちの山に行く途中に、潰れた旅館と何故かブランコや鉄棒がある、入り口に立ち入り禁止の看板が立ってる場所があった。
独り占めできる遊具は小3の俺には魅力的で、爺さんに頼んでいつも行き帰りにそこで遊ばせてもらってた。
でも15分くらいがリミットだし、気になる旅館の建物には近づくと怒られる。まあ他人の土地だしね。
不満だった俺は、そこに一人で行って遊ぶことにした。
リュックに弁当や菓子や救急箱を入れ、探検気分で出発。親にはいつも遊んでる河原で遊ぶって嘘をついた。
山のふもとまでチャリで行き、登りにチャリは邪魔なのでそこに止めて、登った。
いつも軽トラで行ってたからすぐ着く気がしてたが、けっこう遠かった。
なんとか入り口まで到着して、チェーンをくぐって進入。
廃旅館には幽霊とか期待してたんだが、しっかり雨戸が閉まってて入りようもなく、別に不気味なものも無かった。
俺はちょっとがっかりし、腹も減ったので鉄棒の前にレジャーシートを広げ、遠足気分で弁当を食った。
「ねえ」

651 本当にあった怖い名無し sage 2008/10/21(火) 15:33:03 ID:ubVffJAW0
びびって顔を上げるとサングラスをかけた知らないおっさんが居て、入り口のところには白いセダンが止まっている。
超田舎なので、町内の人の顔はほぼ知っているし、車も知っている。それにこの先山しかないし、セダンで来るなんて変だ。
「ここって公園?人よく来るの?」
おっさんの質問で「この土地の所有者」という可能性も消えた。おっさんはなんか変なキノコを手に持っていた。
(よその人がキノコ取りに来たのか?でもキノコ探すのにサングラスって…)
次の瞬間、俺の全身から血の気が引いた。
(…このおっさん、指名手配の写真にそっくりじゃないか?)
当時県内で、女児に乱暴して指名手配になってる奴がおり、小学校にもその写真が貼ってあったのだ。
そして、「白いセダンに乗せようとした」という注意事項も…。
子供なりに必死で考えた。相手は車を持ってる大人。逃げてもつかまるだろう。そしてセダンに乗せられて…。
それにここは思いっきり山の中。親にもここに来るとは言ってない。チャリも山のふもと。
普通に行方不明状態になっている自分に心底ぞっとした。
「知らない。もう帰る」
ビビってるのを悟らせまいとそれだけ言って、弁当にフタもせずリュックに放り込んで背負い、歩きだした。
おっさんはそこから動かない。俺は入り口とは反対側に行き、視界からおっさんが消えた瞬間に山の中を全速で走った。

652 本当にあった怖い名無し sage 2008/10/21(火) 15:35:00 ID:ubVffJAW0
山で迷う怖さは知っていたので、道からあまり離れないように走る。でもいつ白いセダンが道を降りてくるかと気が気じゃなかった。
そこに車の音が聞こえた。セダンではなく軽トラの音!俺が半泣きで道に飛び出すと、隣のおじさんだった。
「家まで乗せて!」「一人で来ちゃだめだべ!」怒られてから荷台に乗せてもらった。
俺は軽トラの荷台でホッとした。(俺の田舎では子供は軽トラの荷台に乗るのが普通)
しかしすぐに俺はさらにびびった。なんと白いセダンが降りてきたのだ!
軽トラを運転してるおじさんに言おうにも、荷台から運転席には伝える手段がない。何より、俺の姿はアイツに丸見えだ!
セダンはどんどん車間を詰めてくる。運転しているアイツと目が合った。口がものっすごいニヤニヤしてた。
恐怖MAXの俺。だが、隣のおじさんの華麗な運転のお陰で、すぐふもとに出た。軽トラは人家のあるほうへ曲がる。
そこで白いセダンは俺たちと逆方向に曲がった。
曲がる時、俺はセダンの後部座席に、赤とピンクの服があるのを見て卒倒しそうになった。

俺は思いきり怒られ、学校と警察にあったことを報告。
指名手配犯はまだつかまっていない。
あと、数年後に、俺は嫌な知識を得た。
アイツが持っていた変なキノコは、皆さんの想像通り、ボッキしたチ○コでした。
以上です。

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