人形にまつわる話
気持ち悪いスナック

この怖い話は約 7 分で読めます。

522 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 20:08
待ってても誰もこないので自分ではなします。
7年くらい前にタクシーの運転手さんに聞いた話です。
当時、六本木にある会社に勤めていましたが、
けっこう夜遅くなることが多かったんですね。
まあ、仕事半分遊び半分ってところです。
で、当然終電はなく、タクシーで帰ることになります。
私はそのとき横浜市のtに住んでいて、六本木からだと40分くらい
524 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 21:07
確か4月か5月頃だった気がします。うっすらと雨が降ってたか
雨上がりでした。その日も六本木で2時過ぎまで遊んでた私は、
アマンドのある交差点から防衛庁、龍土町(リュウドチョウ)のほうへと、
タクシーを拾おうとテクテク歩いていました。
龍土町の防衛庁の前のガソリンスタンドあたりでタクシーが客待ちしていたので、
私は乗込みました。

525 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 21:20
で、先ほども言いましたように家まで40分以上かかるので
タクシーに乗るたびに運転手さんに「何か今まで怖い体験とかしたことないですか?
客を乗せたけど、いなくなったとか、定番でもいいんで」と聞きまくってたんですね。
黙って40分乗ってるのもつまんないので。
その日も同じように聞きました。

526 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 21:31
すると、しばらく思案してたふうでしたが、
「お客さん、実は私自身そういった体験を子供の頃から
よくするほうなんです・・・」
と運転手さんは言って、いくつかのちょっと洒落にならない話しを
してくれましたが、それはまたの機会にします。運転手さんは
最近あった話しもしてくれました。
「この間乗せたお客さんの話しなんですがね、ああ、あの日もちょうど
今日みたいな雨模様の日でした。ほら、さっきお客さんを乗せた
あの場所で客待ちしてたんです。

529 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 21:55
運転手さんの話しの続きです。
「あそこに飲み屋がたくさん入ってるビルがあったでしょ?
そこのエレベーターから男女5人が出てきたのが見えたんですね。
で、ああタクシーに乗りにくるなと感じたんで待ってたんです。私ら
そういう勘はすぐれてますから。でも、ビルの庇の下で
雨を避けるようにして何かガヤガヤと議論してるような感じなんです。

530 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 22:12
しばらくそうやって話しをしていたんですが、
そのうち2人は停めてあったベンツに乗って行ってしまった。
残りの3人が客待ちしているタクシーのほうへ歩いてきて、
1人の男の人が私の車に乗込んできました。どちらへ? と聞くと
『N方(中野区にある)まで』と言ったきり、何か深刻そうな顔を
してるんです。私らもあまり余計なことはお客さんに言いませんから、
黙っていたら、その人が『運転手さん、信じてくれるかなあ?
今の店がすごく変だった・・・』と言うんです。私も
『いや、信じますけど、どうしたんですか?』って言ったんです」

で、その運転手さんが聞いた話しをしますね。登場人物がちょっと
錯綜していてわかりづらいかもしれませんね。
すいません。

535 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 23:45
申し訳ない、つい「ターミネーター2」を見てしまった。
いっきに書き込みますね。

その5人は某有名キー局の長寿番組のスタッフでした。
麻布で食事をしてひと飲みしたあと、スタッフのひとりが
「知り合いがやってるバーに行きたい」と言い出したそうです。
なんでも、そのマスターは体をこわしてしばらく入院していた
そうですが、最近退院したらしいと聞いたので店に行きたい
とのことでした。誰も文句もないので、
行こう、行こうということになり、そのR土町(さっきモロ出ししたか)
の店に行ったそうです。

538 名前:百太郎 投稿日:2001/02/24(土) 23:59
店に入って、そのスタッフがマスターとしばらくぶりの
あいさつをしたあと、奥のテーブル席に5人は座ったそうです。
店はビルの5階だか6階にあって、15、6人が座れるカウンターと
テーブル席が3つくらいの、まあよくあるタイプのバーとのこと。
5人は水割りを飲みながら他愛のない話しをしていたが、
次第にみな無口になって行ったそうです。
マスターの知り合いのスタッフ(そうそうこのスタッフが運転手に
話しをした人です。K氏としておきます。
なんか前後してて恥ずかしいなあ、まいいか)が、みんな静かに
なったので「なんだよ、みんなどうかしたのか?」
と聞いたんですが、4人とも「いや、別に・・・」とか
「何でもないよ」などと言い、なんか気まずそうだったそうです。

541 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:11
みんなのあまりに妙な様子にイライラしてきたK氏は
「なんなんだ、お前ら、いいかげんにしてくれ! 」
と声を荒げると、他のスタッフたちが言いにくそうに、
「この店はおかしい。気持ち悪い」と言ったそうです。
K氏にせっかく連れられてきたわけだし、なんか言いにくかった、
とのことでした。K氏も、自分が紹介した店にケチをつけられた
ような気もして、「なに言ってんだ、お前らは。なんにも感じないぞ、
オレは。普通のバーじゃないか」と言い、マスターが病み上がりで
見た感じ確かにちょっと無気味だったそうなので、
K氏はそのせいじゃないかと小声で話しました。

小声で

549 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:31
すると、みんなは「そうじゃない。なんかあの辺がすごくいやな感じ
なんだ」と店の入り口辺りを指したそうです。
「別になんにもないじゃないか」とK氏は席を立って、入り口に
行きました。入り口の前には襖2枚分くらいの竹のついたてが
おいてありました。K氏は「なんにもないぞ」とかなんとか
呟きながら、ついたてを何気にみたそうですが、
特に問題がなく、ただ、小さい和紙人形が4つ貼り付けられて
いたそうです。和紙人形って知ってるかなあ、和紙でつくった
平べったい人形ね。あれが、4つ、ちょうどおとうさん、おかあさん、
男の子、女の子って感じであったんだそうです。
K氏は席に戻り、みんなに「なんにもなかったぞ。ただ和紙人形が
あるだけじゃん」と言うと、女性のスタッフが「そう、それが
すごく怖いの。私は店に入った瞬間に毛が逆立って、もう早く
出たかったんだけど、悪くて言えなかった。みんなにコソコソ
聞いてみたら、同じ思いをしていることがわかった。
ここ危ないから早くでよう」と言ったそうです。
別の男性スタッフも「オレもあまり詳しくは言わないけど、
トイレに入ったときにそう思った」と言い出したので、
K氏はまったくその手の話しは信用しないたちなので、
「お前らどうかしてるよ」と言って、トイレにわざと入ったそうです。

562 名前:百太郎 投稿日:2001/02/25(日) 00:46
K氏はトイレで普通に用を足していたそうですが、
いきなり両肩にズシンとなにかが乗ったそうです。
それはもう錯覚だとかなんとかといったものではなく、
あきらかになにかが乗った感覚だったそうです。
もちろんトイレの中には誰もいません。
K氏は用を途中でやめ、アワアワと席に戻っていきました。
そしてみんなに「や、やっぱり店を出よう」と言いました。
驚いたのはみんなのほうです。あれだけなんにも感じないと
言っていたK氏がトイレから真っ青な顔をして出てきて、
「出よう」なんて言うんですから。みんな「どうした?
なにがあった?」と聞いてきましたが、K氏は勘定を済ますと
なにも言わずエレベーターにみんなと乗って降りたそうです。
そしてビルの下で雨をよけながら、みんなになにがあったのかを
話していたわけです。その場面を先ほどの運転手が見ていたんですね。

この怖い話にコメントする

気持ち悪いスナック