洒落怖
苦焼女

この怖い話は約 8 分で読めます。

「苦焼女~一昨日~」1/5
地方心霊関連の板からやってきました。もう、IDとかで調べられたら見つかっちゃいますが。一昨日の深夜の話です。
自分は(オフ会の準備のためにルートを決めてから)時間設定等計算したりなんなりで、気がつくともう深夜26時。
なかなか上手くいかずにあきらめかけていたのですが、一瞬変な臭いがしたんです。
自分では「ああ~また(悪い物を)呼んだかな」と思って、それまで開けていた窓を閉めました。
いつもは、どんなに暑くても年中窓は開けないんですが今年はむし暑くて夜だけ開けていました。
窓を閉めても臭いが止まらないので、天井近くにある通気こうも閉めて、扇風機なしで作業を再開したら臭いが強くなりました。
やはり、タイミングが遅かったのか窓にびたーっと顔を押し付けている状態のようで(子供がよくやる感じです)カーテンが無かったら多分卒倒してました。
じーっと、していました。
どんどん、と窓を叩くようなしぐさもしてくれません。
何か攻撃的なタイプではなく、なかなか手が出せません。

もう、「ああ、じーっとこっちを見ている」
緊張が走って、作業を中断。

313 Bird sage New! 2007/06/13(水) 20:05:28 ID:kRd1eEqa0
「苦焼女~一昨日~」2/5
「どこから来たのか?」というのも慣れてしまって抵抗なかったのですが、いつもと違うんです。
「恨み、辛み、妬み、助けて」とぶつけてくる「あっちの人」とは明らかに違ったのです。
まだちゃんとした「あっちの人」じゃないんです。
「あっちの人」=死んで、荼毘にふした人。
それなのに、やたらと火葬場の臭いがするんです。
(ただ、今は古くなければそんなに臭いがする事もないのですが昔の臭いに割りと近く)それも、中途半端過ぎて(温度が低すぎて)臭いが酷いんです。
話しかけても、くぐもった声と臭いが増すだけでどうにも出来ません。
少しでも、浄化してあげたいと思うのですが荼毘にもふしていないのに浄化は出来ません。
そんな時に、素人の経なんて何の役にも立たないので「帰りなさい」って何度も言いました。
なかなか、帰ってくれないので、困りました。
「誰かに何かされたのなら、そっちに行ってみるのも手だよ」とイケナイすすめを説いても、無駄。
何故に、自分の所にやって来たのか全く解らずじまい。
脅迫めいたことをして(ここにいると○○○がいるから、どのみち消えてしまうよ)、
追っ払いに成功してもやはり女性が気になってしまって、何だか申し訳ない気がしました。

314 Bird sage New! 2007/06/13(水) 20:07:21 ID:kRd1eEqa0
「苦焼女~一昨日~」3/5
翌日(その出来事から数時間後)。
何とか帰ってもらえて、ぐっすり眠ってしまい、寝坊をしてしまいました。
多分、何か火か何かで亡くなったままの方だと思って調べてみました。
もしかして、そんな状態で来るんだったら、知り合いかと思ったり。
一刻も早く、見つけてあげたいのですが新聞朝刊(前日の夕刊も)を捜してもそのような記事がありませんでした。
疲れていたせいだ、と気持ちを切り替えて外出しようとすると、鼻血がたれてきてしまったんです。
かがみこんでティッシュを取ろうとすると、急に動けなくなって、意識がはっきりしているのに手足を縛られたようにまったく動かないんです。
内側から外側にかけて、力をかけようとしても全然ぴくりともしませんでした。
臭いはしません。
鼻血が出て、血の臭いしかしませんでした。

315 Bird sage New! 2007/06/13(水) 20:08:16 ID:kRd1eEqa0
「苦焼女~一昨日~」4/5
目も開かずじまいで、黙っていると。
ふっと何か熱い物が左腕に当たりました。
火傷のようなものすごい激痛が走りました。
ものすごく熱くて、泣き叫びたくなって、はらいたいのに、それがくっついて離れないんです。
どうやら、夜来た女の方が居るようなのです。

臭いを嫌がられる、それと目を開けられると醜いから、その二つの理由のようでした。

自分でやったんじゃない、誰かに火をつけられて苦しかった。
とにかく、苦しい。痛い。
さっきは、距離があったから上手くいかなかった。

316 Bird sage New! 2007/06/13(水) 20:09:50 ID:kRd1eEqa0
「苦焼女~一昨日~」5/5
言葉では無い何かがジワジワ左腕を通して伝わってきました。
涙がボロボロこぼれて、次の瞬間女性がふっと消えてしまいました。
それと同時に、金縛りみたいなのも鼻血もおさまりました。
助けることも出来ず、消えてしまった女性が一刻も早く「あっちの人」になれることを願っています。
一昨日(1/5~2/5)に現れた女性は昨日(3/5~5/5)の正午前以降からずっと(夜も)来ませんでした。本当に、彼女が消えたのであれば、良いのですが。
今日も起きていようと思います。何か、進展があればご報告に参ります。怖さを追求した文体ではなく、駄文で失礼しました。

365 Bird sage New! 2007/06/14(木) 19:26:01 ID:80hEFTW60
前回の書き込みの後に起こった出来事をまとめました。
「苦焼女~対伝~」1/7
オフ会の準備で忙しいのですが、やはり女性が気になってしまいました。作業をしつつ、行方不明の方をネット検索で調べたりしていました。
女性の顔を一切見ていないですし、それにこんな出来事を言って家族を混乱させることはしたくないので、本当にどうしていいかわからずじまいのまま時間が過ぎていきました。
オフ会を「女性捜索」にしたいくらい、気になり始めました。
本当に、落ち着かないのでまたネットに戻りました(それで、まとめがてらに書き込んだのが前回の話です)ところ、落ち着きました。

(書き込み後)深夜2時頃。Kが現れました。(オカ板を見られていたのかと思いました)
じょじょに、この間と同じ臭いがしていきました。
現れ方は、ぬーーーっとでした。この間のような抵抗感はなく迎えてあげられました。
ただ、カーテン越しでも急に鳥肌がたって、嘔吐しそうにはなりました。自室なので、目隠しで応対しました。
窓を開けたまま、カーテン越しに(自分は椅子に座って)対話、というか言葉を発するのではなく、伝え合うので「対伝」(造語)としています。やはり、小さな虫も寄り付かず変な雰囲気でした。
B「○○○が居るんだぞ、怖くないのか?」
K「……怖くない」
B「喋れるのか?何か食べたか!」
(臭いが全くしないというわけではありませんが、別の臭いもしていました)
K「……」
B「食べたんか!!!!」
(こうやって、怒るとイラつくor黙るんですよね。生きていなくても、人間って一緒だなあと思います)
B「誰の喉使って喋ってる?そっから、どこ行った?水、もらったか?」
(霊または人間のおいしい部分を食ってまで、存在し続けたがっているようでした。また、不特定多数の供物が犠牲になった可能性があったので聞かずにいられませんでした)

366 Bird sage New! 2007/06/14(木) 19:28:53 ID:80hEFTW60
「苦焼女~対伝~」2/7
K「……」
B「解ってるぞ、解ってるぞ」
おおまかにですが、彼女がおそらく、誰かの力を借りて思いのままの姿になって戻って来たと考えました。
彼女は最初に会った時、火傷の苦に縛られたままのため自由に行動することが出来ず、自分にも訴えかけようとするには自分の身体に触れなければならなかったようです。
たった、一日や二日でどうこうなる問題じゃありません。それに、そのような短期間で力を増したという事は危険な存在にもなりかねません。
供物は食べ物と飲み物の両方でしょう。行く先々の物、あるいは例祭等の供物を吸収させた者がいるやもしれません。六月はちょうど、各地で祓い等の祭りがありますし。
K「……ふse9え0″!”%BFbfdよmkさo@las90あ」
(突然、話し始めたのですが雑音でした。具体的な名詞のようでした。上記は適当にキーを打ちました。単語、単語ではなく、文章のようでした)
B「前来た理由と、戻ってきた理由が違うな?え?」
K「……」
B「○○○みたく、中に住みたいんか?絶対、住まわせんぞ!!」
K「……て」
B「はっきり、言え!優しくないぞ、優しくないぞ」
K「……れた」
B「誰かに、何かされたんか?だからって、他の人を傷つけてまで仕返ししたいんか?」
(重要な部分に雑音が入るので、彼女が濁しているのかよく解らなくなりました)
K「……だ」
B「邪魔されてるぞ。貴方がたとえ、『誰か』に傷つけられていたとしても、その『誰か』の方の気持ちみたいなものに邪魔されている」
(生きている方でも、無意識に生霊と飛ばしているので死霊に影響を与えていたのかもしれません)
K「……う(詳細不明?)」
B「どうにかしてあげられそうにない」
この霊は生前も死後も面倒に巻き込まれたようです。
彼女を拾った(もしくは手に入れた)同業者の方(彼女をバックアップしている存在)がいるのは確実です。
ただし、彼女の死に直接関係する『誰か』の存在もないがしろには出来ません。

367 Bird sage New! 2007/06/14(木) 19:31:17 ID:80hEFTW60
「苦焼女~対伝~」3/7
B「貴方を見つけてあげたい、でも動けない。それに、大事な部分が聞き取れない」
K「……」
B「自分の身体の傍にいれば、いつか一緒に火葬場に連れてってもらえるから。そうじゃないと、いつまでもこのままだ」
(それから、何度も元の亡骸の場所に戻るように説得を試みました)
K「嫌だ」と言った気がしました。やはり、だんだん聞き取れなくなって突如女性が背を向けてしまいました。
B「身体のある場所は、悪い所にあるのかい?何か、居るのかい?」
K「……」うなづく仕草。もう、喋ろうとはしないのかと思いました。
B「貴方は自分のような力があるのか?」

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