洒落怖

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752 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:44:43 ID:fvSonXtU0
他の板で貼られたのを転載

妹の話をする。
とりあえず自分は妹が怖いよ。

妹は私より2つ下で、でも小さい頃から妹のほうが体は大きかった。
昔はよく遊んだ。二人で一緒にお風呂にも入った。それなりに仲がよかったと思う。
でも時々お前誰だよって言いたくなるくらい目がやばくなる。

小さな事で口喧嘩してていきなり妹が立ち上がって台所に行く。
戻ってきた妹の手に包丁が握られてて、父親似の薄い目をカッって見開いてこっちを睨む。
ここで「謝れよ」とか何かしら反応があればそれがただの脅しだとわかった。
でもずっと無言でこっちを睨む。包丁握ったまま睨んでる。
今思い出しても怖い。

753 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:45:27 ID:fvSonXtU0
話は少しかわるけど自分は頭を2回、膝を1回縫ったことがある。
頭の傷は触らないとわからないけど、膝の傷はまだ残ってる。
でも少しずつ薄くなっていってる。
それでその3度にわたる縫い傷なんだが、その原因を作ったのが妹なんだ。

はじめての頭の傷は風呂場でだった。
先に妹と私が風呂に入って、その後に母親が入るのがいつもの事だった。
動作のはやい妹はさっさと服を脱いで浴槽に入った。
私はその後、続いて浴槽に入ろうと片足を上げた。
その時だった。妹が私の胸を思い切り押したのは。
片足立ちの私はバランスを崩し、固いタイルの上に頭をぶつけた。
視界がぐわんぐわん揺れていて、妹の顔がいびつに歪んでいたのを覚えている。

その後母親がきて私は病院に運ばれた。
処置をうけて落ち着いた私を母親が泣きそうな困ったような顔で覗き込んだ。
「あんたって子はどうしてそこまでそそっかしいの。
お風呂場で転ぶだなんて!」

意味がわからない。私は妹に押されて転んだのだ。
妹は「お風呂に入ろうとしたお姉ちゃんが転んじゃったんだよ」と母に言ったらしい。
私は母親に妹にやられた、ということもできずに、かと言って妹を問い詰めることもできなかった。

754 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:46:19 ID:fvSonXtU0
2回目の怪我はまた頭だ。
それはいつもの喧嘩だった。

多分原因はチャンネルの取り合いだとか、そんなくだらないことだったと思う。
前にも書いたが妹は私より体が大きく、力も強かった。
取っ組み合いの喧嘩になるとすぐに組み敷かれて私が泣いて喧嘩はおしまい。
喧嘩が終わると妹は完全に私に興味をなくし、違うことをはじめる。

けれどその日は異常だった。
組み敷かれた私は泣く暇もないくらいに妹に叩かれた。
ひぐひぐ鳴咽を零しながら必死にたえてた。
しばらくすると妹が立ち上がって体が自由になった私は近くにあった毛布に頭を突っ込んだ。
その瞬間何かかたいもので殴られた。
その後父親が帰ってきて即病院行き。
後から聞いたんだがドライヤーで殴られたらしい。

妹は今回はさすがに言い逃れ出来なかったらしく、「お姉ちゃんと喧嘩して叩いちゃったの」と。
ドライヤーで殴っておいて「叩いちゃった」だなんて可愛い表現使わないでほしい。

あの時毛布に頭突っ込まなかったら死んでたかもしれない。
死ななくても何か障害が残ったかもしれない。
そして妹はきっとあのイカレタ目をしていたに違いないよ。

755 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:47:01 ID:fvSonXtU0
3回目は未だに縫い傷が残る膝の怪我だな。
家の裏に私と同じ年の男の子と、その男の子の妹さんがいたんだ。
その二人と私と妹が公園で遊んでた。

妹がブランコに乗ろうといい出した。
私はそのブランコが苦手で、でも馬鹿にされるのも嫌で渋々ながら乗った。

そのブランコなんだが4人乗りで、こぐと四角いブランコが徐々に菱形になるようなタイプの奴だ。
足を下手に投げ出していたら挟まれてしまうから、気をつけないといけない。
私は少しビビりながらもブランコに乗って、妹はブランコを思い切りこいだ。

ガタンガタンッと壊れそうなくらい妹はブランコをこいだ。
私は涙目になりながら「やめて!」と叫んだ。
裏の男の子もその妹さんも同様だ。

でも妹はやめない。馬鹿みたいに体を左右に揺らしてブランコをこぐ。
その目は宙を睨んでいた。あの目だ。
これはやばいと思いブランコから飛び降りようとすると妹に腕を掴まれた。
ブランコに引き戻された私は足をばたん、と挟まれた。

756 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:48:03 ID:fvSonXtU0
ズボンが破けてそこから裂けた肉と白いものが見えた。骨かもしれない。
脂肪みたいな白くて黄ばんだものも見えた。
顔を青くした男の子と妹さんは「大人の人呼んでくる」と家のほうまでかけてった。

私と妹は公園に二人きりになった。

キィキィ、ブランコが軋む音と押し殺すような笑い声が聞こえた。
妹だ。妹が私を見下して笑っている。
あの笑みは本当に怖かった。
目は見開いているけど虚だし、でも顔全体の筋肉を使っていびつに笑う。

こいつと二人はやばい、と思って私は立ち上がって、痛む足を引きずり歩き出した。
亀よりもかたつむりよりも遅い歩みだった。
その後ろをのろのろと一定の間隔を保ちながら妹はついてくる。
とても楽しそうに、愉快そうに笑みをたたえながら。

757 本当にあった怖い名無し sage 2008/02/04(月) 16:49:10 ID:fvSonXtU0
妹に追いかけられながら私は家までたどり着いた。
もちろんすぐに病院に行き、処置を受けた。
ただ肉が裂けて骨がちと除いただけで、骨などに異常はなく、今でも不自由なく歩ける。

どうしてこうなったのかと聞かれた妹は無邪気に笑って、

「お姉ちゃんがブランコから落っこちたから引っ張ったの。助けてあげたの」

そう言ったそうだ。

私は着替える時、トイレに行く時、風呂に入る時、膝に残る傷をみていつも妹のことを思い出す。
そして今度はいつどんな方法で妹が私に恐怖を与えようと計画しているのか考える。
次は本当に殺されるんじゃないかと、本当に怖くてしかたがない。

しかし今は妹は東北、私は両親ともに都心のほうにいるので安心していたのだが、

今年の夏休み、こちらに遊びにくるそうだ。
オワタ\(^O^)/

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