業界、職業
暗部

この怖い話は約 4 分で読めます。

オカルトじみてはいないんだけど、バイトで経験した自分とは縁遠い人たちの話をひとつ。。。

オレは知人の紹介で裁判所がらみのバイトをしていたんだけど、
この仕事って言うのが、団地に住んでいて何らかの理由で立ち退きを宣告された部屋の荷物を片付け、
きれいに掃除をして明け渡すというもの。

仕事の流れとしては、
①裁判所の強制執行員が令状みたいなものを差し出して強制執行を告げ、住人を追い出す。
(すでに立ち退いて空家になっている場合も多い)
②同行している鍵師が新しい鍵に交換する。
(ピンポンを押しても反応がない場合は、裁判所の執行官立会いの下に鍵師が道具を使って鍵を開ける)
③執行官の号令のあと、トラックで待機していた我々が、ダンボールをもって
一斉に部屋内へ入り、家具からごみまで全て運び出す。

東京地検特捜部の家宅捜索とか良くテレビに映るけど、はたから見るとあれに近いかもしれない。

398 ☆ sage 2010/07/07(水) 22:13:21 ID:BOEM9U5G0
続き1

で、そんな訳ありの人たちを相手にした仕事なのでいろんな衝撃事実を目にしてきたんだ。

ほとんどの場合、家賃の支払いが何ヶ月も滞ってて退去命令がでるケースが多いんだけど、
中には団地住人の苦情なんかで退去命令が出ることもある。
今回は、そんなケースで退去させられた一風変わった住人の話をいくつかしたいと思う。

①鳩男

執行官のゴーサインが出た後我々は勢いよく階段を駆け上がり玄関のドアを開けた。
その瞬間、数羽の鳩が襲い掛かってきた。「うわっ」とびっくりしたのもつかの間、
さらに恐ろしい光景が・・・
部屋に入ると部屋内には50羽はいると思われる大量の鳩。さらに床一面は鳩の糞で真っ白。
もちろん、悪臭もそこらへんの臭さの比ではない。
床の鳩の糞はすでに10cmほど積もっており、乾いて化石化している。
次の部屋に入ろうにも、糞で底上げされた床が引っかかって、引き戸も開かない。
仕方がないので引き戸を取り外し、やっとの思いで居間にたどり着くと、
そこにはさらに驚くべき光景が・・・
居間の中心に蚊帳が立てられており、蚊帳の中には布団が一枚、その横には
トイレ代わりと思われるバケツがひとつ。
そう、ここの住人はこの蚊帳の中だけで生活し、周りは鳩だらけ、という生活を送っていたのだ。
何がしたくてこのような生活を送っていたのかは理解できないし、当の本人も見たことがないため、
私には何とも言えない。我々は愚痴をこぼしつつ延々とスコップで鳩の糞をすくい続けるだけだった・・・

399 ☆ sage 2010/07/07(水) 22:14:03 ID:BOEM9U5G0
続き2

②暴力団関係者

意外と知られていないが、団地にはそっち系の人が多く住んでいるらしい。
公団の場合、暴力団と分かれば入居はできないのだが、
下っ端の組員ともなると金もないので、何らかの手を使って家賃の安い公団に住むらしい。
で、隠された銃を発見したこと数回。日本刀の類はもう驚きもしない。
けど、そんな私でも腰を抜かしたものがある。
やくざ社会ではおなじみの「小指」・・・
冷蔵庫を空けると、「ごはんですよ」の瓶のようなものにホルマリン(アルコール?)
が満たされていて、その中に沈んでいる小指が・・・瓶には丁寧にマジックで日付が書いてある。
驚くことに、そんな瓶が5個もあった。
さすがにその日は業務中止。執行官が警察を呼んで我々は解散となった。
ミスを犯した後輩の指を集めるのが趣味だったのだろうか・・・
そもそも立ち退きを喰らった本人は今何処に・・・(逃亡中?刑務所?あの世?)

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